金曜日, 4月 28, 2006

NO.5

Sepiotenthis lessoniana
セピオテンシス・レッソニアナ
Big fin reef squid
アオリイカ (煽烏賊)

海釣りの人気者アオリイカは、分布域がかなり広くインド洋から太平洋の熱帯および温帯の海に生息しています。特徴はなんと言ってもその大きなヒレ!胴体と同じぐらいの長さがあるコレをひらひらとはためかせて泳ぐ姿が優雅です。15cmぐらいになるとオスは体の横に紫色の筋が現れるのに対し、メスには斑点状の模様が現れ、アオリイカの雄雌はこの模様を見ることによって容易に見分けることが可能です。 『アオリイカ』という名前の由来には諸説があります。ひとつは『大きなヒレを煽って泳ぐから』もう一つが馬具の一種である『あおり(障泥)』にヒレの形が似ているからという意見もあります。やっぱり、最大の特徴であるヒレがポイントみたいですね。英語名の『Bigfin』も大きなヒレという意味です産卵は卵を250~数千個産みつけます。ふ化した時の胴長は5mmぐらいですが、一月に4~5cmの非常に速いスピードで成長を続けます。一年後春を迎えると再び産卵期を向かえ、卵を産んだ後一生を閉じます。ちなみにブーメランではあちこちのポイントに産卵場となる木の枝を海に沈めておくことにより、アオリイカの産卵を手助けしています。 普通イカは外洋性の生き物であり、あまり我々の近くに現れることが無いのですが、アオリイカは産卵時に岸近くに寄ってきます。おおよそアオリイカについて理解してもらえたでしょうか?リクエストあれば「セピオテンシス・レッソニッ..アナ」(痛てっ舌噛んだ(**) )普通にアオリイカと見たいと言ってくださいね

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