水曜日, 7月 09, 2014

2014年 07月 08日 八丈島 神湊港

今日は、ファンダイブのお客様の到着日でしたが台風による海況の心配から
ファンダイビングを延期することになりましたので、
OWDコースとスクーバリビューコースの2コースです。


写真担当のあつしは、スクーバリビューコース担当。まずは器材の組み立てから
リラックスした雰囲気でスタートです。
といいながら、本人の緊張した感じが伝わりませんか?

実にダイビングは5年ぶりだそうで、旦那様のコースに一緒にくっついてダイビングを
してみて、思い出せたらいいと思っていたり、もしうまくダイビングできなかったら、
浜で待っている。等と内気なご様子。。。

ほう~。。。残念だが、担当インストラクターがあつしなのだ。
そんな内気なメンタルは、悪いが吹き飛ばさせてもらうよ。


同じ神湊港内では、OWDコースの限定水域スキルが着々と進行している。
担当インストラクターは、社長のヤマキン。

OWDコースご希望だが、PADIスクーバダイバーコース認定で終了してファンダイブを楽しみ
ダイビングになれてきたら追加トレーニングでOWDを取得した方が良い事を伝え了承して
いただいた。

賢明な判断ができるゲストです。

それが正しいのだ。忙しなく講習をすることもなく穏やかに無理せず着実に
スキルを習得できるのだから。

現地でのダイビングは、都市型のショップに比べると講習時間はゲストの滞在が許されている
間に完了せねばならないという考えに陥ることもある。
そんなことでは良いダイバーを認定することは出来ない。
許される滞在時間が短ければスキルの完成度も当然低くなってしまう。

そのことについては、おいおいご報告したいと考えています。


さて、スクーバリビューコース。このコースでは13のスキルを復習し思い出して頂く。
とはいえ、まったく初めてではないのでほとんどは肯定的補強をすればいいだけ
というくらい上手に出来ていた。


スクーバリビューにしてもPSD,OWDにしても最も重点をおきたいのが中性浮力。
全てのスキルは中性浮力なしにはできないのだ。

※現在では、中性浮力=トリムとなっている。トリムが取れていなければならない。
まぁまぁ取れているとかでは駄目。PADIの基準だから取らなくてはいけないとか
言うことでもなく、トリムが取れているのがカッコいいし、水中や水底環境の保護に
繋がるからだ。

トリム=床の上でうつぶせの状態。つまり水底に対して水平の状態の中性浮力の事。
上記の写真では、水平とはいえない。



スクーバリビューコースには含まれていないが、ただスキルだけ教えることが
ダイビングを楽しむことに繋がるとは考えていない。
そこで、何でもいいのでゲスト本人が自由に泳ぎ自主的に見た魚をログブックに
記入できるよう1種類の魚を見つけて覚えて図鑑で調べるまでの課題を出す。

写真のカゴカキダイが沢山いた。これなら色や形も覚えやすい。


再び、トリムの練習。フードベストを裏返しにそのまま着るというナイスセンス。
笑ってしまったが、そんな茶目っ気が少しずつ内気な性格や緊張感をといてくれる。

だいぶトリムが出来てきたが、まだ自身が無いことが写真でもわかる。これでは
泳ぐことができない。


なぜ泳ぐことが出来ないかは、さらに水底に近い位置でトリムを取るとすぐにわかる。
膝が水底にぶつかりそうなのが見て解る。


お尻から太もも膝までが下に曲がっているので上半身が上がる。
水底近くでは、膝が水底にあたるのでどうしても水底から離れて泳ぐことになる。

そうすると、岩などを避ける為にさらに離れてしまう。脚力に自信が有れば
いいのだが、そもそも泳げる人は簡単にトリムはできる。

このときのスペックは、5mmウェットスーツやぶれ、へたれなし。スチール10リットル
ウェイト1.5Kg


途中、アオスジリュウグウウミウシなど見つつ、改善点を補強する。



一つ前の写真と比べてみてどうでしょう。お尻から太ももにかけてのラインがまっすぐに
なってきましたね。
まだまだ手のポジションや改善点はある。が水底に手が届きそうな範囲で
砂を巻き上げずにトリムが取れつつある。
スクーバリビューコースとしてはここまでで本日は終了。



終了後には、朝の自信の無さも払拭され、見事にダイビングを楽しむ姿勢になっていました。

このまま練習したスキルを忘れてしまうのはいやなので追加のトレーニング出来ないか?
とのこと。

OWダイバーなので普通は希望に沿ってアドベンチャーやAOWを進めるのが王道だが
細かく説明するだけで行わない。 あえてね。

それより先に明日やるべきことがある。
今日の練習を実践で使うことである。つまりファンダイブでスキルを使いそして魚を見て
楽しむことが先だ。

しかし簡単にファンダイブをしながらトレーニングできるコースもある。
ナイトロックスSPだ。
早速優位性を説明し、マニュアルを渡して今夜自習してこれるか聞くともちろんOKの返事。

というわけで明日は、限定水域を飛び出し、
OWDコース海洋実習1,2と
ナイトロックスSPを水温26度、透明度30mの八丈ブルーの海で楽しく開催してきます。






1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

お世話になりました.
海が好き、でもコンスタントに海に行けない、遠ざかる、そして「ダイビングねぇ。。。」と遠い目になってしまう私のような人、少なくなくのではないでしょうか?スクーバリビューコースがペーパードライバーコース並の認知度になれば,久しぶりでも安心と思える海がグッと身近になるのかなと思います.

裏返しのフードベスト,着替えてる時に言ってくださいよ(笑).でも,黄色の帽子,小学一年生みたいで目立ってよくないですか?八丈では,リビューコースや自信のないダイバーはフードを逆さまに!見かけたら優しく見守る!ってルールいかがです?
それにしても,フードベストブラボー,寒くないダイビングってブラボーでございます!